- 2015-4-27
- 祭り見物・体験談
本日は、松尾大社の神幸祭へ。
神輿では珍しい「船渡御」が行われ、船に神輿をのせて桂川をわたる光景を見ることができる。
との自分のサイトでの記事を見て(笑)、お天気もよさそうだし、これは絵になりそう、ということで行ってきました。
神輿が川を渡る祭りといえば、福岡県田川市の「川渡り神幸祭」など、全国でも多数存在しますが、その多くは直接担いだまま川を渡るというもので、船に乗せかえられて川を渡る、というのは意外と少ないです。
※大阪の天神祭での船渡御も、ある意味「神輿が川を渡る」という要素があります。
「松尾祭」、神幸祭とも、神輿渡御祭とも、「おいで」という別名もあります。
4月の神幸祭では、神輿が神社から御旅所へ向かうというもの。その逆、御旅所から神社へ帰っていくのが、5月の「還幸祭」(別名「おかえり」)です。なお、還幸祭では「船渡御」は行われません。
どうせ川に入って濡れるので、雨天中止ではないらしいですが、強風で危険なので船渡御が中止になった年があるようです。
大まかなスケジュールは、
10時~ 神事
11時 神社を神輿が出発
12時半頃 桂川の川へりに神輿が続々と到着
船渡御の出発場所は、桂離宮のすぐ東隣りにある河原です。
昔は直接担いだまま河をわたっていたらしいですが、いつの頃からか船に乗せられる今の様式になりました。6基の神輿がひとつづつ船に乗せられていき河をわたるので、3時間くらいかかります。
梅田10時13分発の嵐山行臨時快速特急で、まずは松尾大社駅をめざす。
本殿に到着したら11時、既に神輿渡御が始まってました。
本殿のそばを3周したあと、出発です。
本殿を出発するとき、神輿はこの台車に乗せられて街を行きます。
昔は直接担いでいたそうですが、かなり移動距離があるから、交代要員を考えても体力的にきついのでしょう。
我々は本殿での見学もそこそこに、船渡御の会場へ先回り。
ふたたび電車に乗って2つ先の桂駅へ。4月なのに、なぜか浴衣姿の少女が!
桂駅から徒歩15分くらい?桂離宮のすぐ近くにある大橋の付近が、船渡御の会場です。全景はこんな感じ。
開始30分前には、写真を撮る人で橋の欄干がこの通り。
まずは12時40分頃、月読神社の神事船が川を渡りました。
・担ぎ手が離れ、船が出発
担ぎ手たちは4せきの別船に乗り、向こう岸へと渡る
・神輿が対岸に到着したら、担ぎあげて、その間に船が離れ、再び地上を担ぎ始める
という順番にすすんでいきます。1基の神輿につき約30分、6基あるので3時間くらいかかります。
全て対岸に渡り終えた様子。ここから神事が執り行われ、台車に乗せられて氏子地区を回ることになります。
====================================================================お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
1.お祭り専門メディアの制作・運営
2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
3.テレビ・ラジオの出演
4.お祭りに関する記事の執筆
5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)
■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム
今までのメディア掲載・出演実績はこちら。