- 2022-10-2
- 祭り見物・体験談
京都 北野天満宮ずいき祭
10月1~5日にわたって開催されるお祭りで、豊作に感謝するいわゆる典型的な秋祭りなのですが、祭りの名前の由来にもなっている「ずいき(里芋の茎)」や野菜を神輿に一面に飾るというのが、全国的に見ても珍しいといえるお祭りです。
だからといってお米を直接飾る御神輿ってこれまたあまり見かけないけど、代わりに酒樽を担ぐ「樽神輿」ってありますからねえ。
まずは10月1日の記録。
巡行中は撮影するのはちょっとアレなので、主に開始前(神社~御旅所へ神輿の巡行)と後との模様を写真でお伝えします。
私がヘタにあれこれ説明文を書くより、写真のほうがはるかに情報量多いですから。
朝の神社
旗がたっていて祭りの予感がする。
今回の私の衣装。
直垂姿で、第一鳳輦の綱持ちを担当させていただくことに。
本殿で神事・正式参拝のあと、うやうやしく御鳳輦を運び出す。
いよいよ巡行の開始。
ここからは神幸祭の巡行御役に入るので終了まで残念ながら写真はナシ。
ちなみにコースは13時に北野天満宮一の鳥居を出発、北野白梅町から北野中学まで下り、ぐるぐるまわって円町駅前の家電量販店で休憩。そのあとは丸太町通りをしばらく通行止めにしながら列が続き、ぐるぐるまわって15時半頃に西ノ京御旅所へ。
御旅所というのは神幸祭を終えた神輿(神様)がお休みになるところで、他の神社では御神輿を一時止める程度の場所であり、広場や駐車場が当てられることも多いなか、北野天満宮の御旅所はちょっとした神社なみの広さと設備を誇る。
これだけのものを維持していくのは大変だろうと思う。
神事のあと1時間ほど休憩したらすぐ神社へ戻るという祭りがほとんどのなか、ずいき祭りの場合は3日ほど御旅所に神輿が留め置かれ、日を改め4日に神社へと戻る「還幸祭」が行われる。
3基の御鳳輦が御旅所に勢揃いしたところ。
御鳳輦とは別に「ずいき神輿」が巡行して御旅所で御鳳輦をお迎えするかたちに。
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