- 2022-9-3
- 祭りの知識

国内旅行業務取扱管理者試験の「国内旅行実務」科目で毎年必ず1問は出る「祭りの問題」。
たとえば、こんな感じで出る(過去問と全く同じではありません)。
「問:次の組合せで正しいものはどれか?
ア 相馬野馬追:6月
イ 秩父夜祭:11月
ウ 三社祭:6月
エ 唐津くんち:11月」
(正解:エ)
最近の傾向は、都道府県をキーに1つの問題で祭りと他の知識(例えば美術館や景勝地)とを複合的に問う問題が増えているように思います。
例えばつぎのように。(昨年の問題を少しいじってます)
「問:「阿波おどり空港」と同じ都道府県にある景勝地は、次のうちどれか。
ア 大歩危・小歩危
イ 桂浜
ウ 蘇洞門
エ 瀞峡」
(正解:ア)
確かに全国の祭りを広く浅く知っていないと解けない問題だが、だいたい多くても全国的に有名な祭り100ほどの都道府県と開催月を覚えていれば何とかいけるはず。
ただ、例年だとお祭り関連の問題は1問くらいしか出ない(昨年はちょっと特殊)。私の立場でこれを言うのもなんだが、試験直前だったら手っ取り早く点が取れる旅行業法や標準約款の過去問をおさらいするほうが賢いと思う。
岸和田の小学校社会科テストのほうがよほどマニアックである。例えば、次のような問題が出るのだ。岸和田に生まれ育った地元の方なら楽勝かもしれないが、遠方からの転校生にとっては難問に違いない。
「問:だんじりを曳くときの役割で、屋根の上に乗って進む方向を言ったりするのは?
ア まとい
イ 綱先
ウ 大工方
エ 前梃子」
(正解:ウ)
明日は国内旅行業務取扱管理者試験の日。
そして、岸和田だんじり(海側)の試し曳きの日でもある。
お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
1.お祭り専門メディアの制作・運営
2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
3.テレビ・ラジオの出演
4.お祭りに関する記事の執筆
5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)
■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム

今までのメディア掲載・出演実績はこちら。