神様と人とを近づける仕組み

先日SNS上で、兵庫県西宮市で活動する「人形芝居えびす座」のプロモーションビデオがシェアされてきた。

開門神事で全国的に有名となった、あの西宮えびすだ。

「人形芝居えびす座」自体はわりと最近の活動らしいが、こちらで紹介されているように、全国に残る神楽や人形浄瑠璃の「えびす舞」が源流にあるという。

そこには、神社の存在や活動を、面白楽しく、それこそ文字の読めない人でも分かるように引きつけようとしているのが分かる。神道を、神職と一部の知識階級だけのものにしていたら、大衆は理解できないし、時代が時代なら、下手をすると焼き討ちにあうかもしれない。

神楽とか、もっといえば祭りも、そんな営みなのかもしれない。

伊勢神宮のお札を広めるべく全国をかけまわる「伊勢大神楽」も、そうかもしれない。

今、コロナ禍で、まじめな神事のみは関係者のみで秘儀のように行われているが、一般の人を引きつける楽しい催しとしてのお祭りは開かれにくい状態にある。
こんな状態が続くと、人間の暮らしから神様が離れていってしまわないか、心配である。

思想の面ではなく、感染症の蔓延防止だから仕方ないとはいえ、感染症が治まったら催しが復活してほしいところです。

(100日ブログの会 5日目/100)

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