東大阪市 旧河澄家の「祭礼展」で知った意外なこと

東大阪市の旧河澄家で開催中の「祭礼展」に行ってきた。

昔のお屋敷のなかで、季節に応じた展示やイベントが行われたりしてるのですが、このあたりで祭りやってるのが10月だからか、毎年この季節には「祭礼展」が行われている。

中には、ふとん太鼓のミニチュアや豆知識が一杯。

こちらが、昨年引退した「日下」の太鼓台。

さて、お笑い神事で知られるようになった枚岡神社、秋祭りはふとん太鼓が多数出ることで知られているのですが、

東大阪市の多くの地区では、祭りの練り物(祭り行列の要素)といえば「だんじり」が主流なのですが、枚岡神社では、今やここか、堺市の百舌鳥八幡かというくらい、ふとん太鼓が有名な場所となっている。

私は最初、標高が高く坂道が多いからだんじりが運行困難なので、ふとん太鼓が主流になったのかと思ったら、実は違う理由で、それも大正時代以降のことだったりする。

その理由とは、

「電車」

だったりするらしい。

昔は枚岡神社の秋祭りでも、だんじりが主流だった時代があったとか。

電車が開通したことにより、高架をだんじりがくぐれなくなったり、踏切を渡るときに線路を痛めることになるからという説明があり、その頃から、だんじりがふとん太鼓に切り替わるようになったとか。

もし今もだんじりが残っていたら、東大阪市は岸和田・堺市と並ぶ「だんじり王国」になっていたかも。

ふとん太鼓のミニチュアや豆知識が一杯。太鼓台が好きなかたには間違いなくおすすめ。
11月3日まで。入場無料。

会場となっている旧河澄家、石切駅か新石切駅から徒歩20分か、東花園駅から住道・四條畷行バス「南日下」で降りて徒歩15分。
住宅地のかなり迷いやすい場所にあり、バスに乗ってもそこから15分くらい歩く必要があるので、新石切駅からタクシー使うのがおすすめかも。

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