マツコの知らない世界に出演し、生き方がドキュメント映画にもなった宮田宣也さん。彼が言うには、「コロナで祭は中止になったりしていない」という。
中止中止と言いますが,実はお祭は中止になったりしていませんhttps://t.co/qipMuOD7XI
— 宮田宣也 (@nobuya_m) October 21, 2020
確かに、祭りのなかで最も重要である「神事(法要)」は行われているので、祭りの中の人にとって「祭りが中止ではない」というのは私も理解している。
一般的に祭りとして認識している、神輿があがったり山車が動いたり踊りが奉納されたり縁日が出たりというのは「神賑わい行事」で、こちらはほとんどが中止に追い込まれている。
あと、宗教色のない市民祭の類いは、ほぼ中止となっている。
特に今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止の大義名分があるから、境内で神職と祭礼関係者のみで神事を行い、関係ない人は神事には近づかないでください、というアナウンスがある場合がほとんど。
規模縮小して六点だけの点火となった、大文字の送り火も、今年は「密になるといけないからテレビかネットで鑑賞してくださいね」という告知がなされたくらい。
「神事」を遠くからわざわざ見に行く観光客はいないので(行っても見られない)、祭り目当ての観光客はほぼゼロになっていて、観光・旅行関連業は悲惨なことになっている。
なので、我々のように「祭りの外の人間」にとっては、「遠くのほうで神事はやってくださっていてありがたいけど、祭りは事実上の中止だよね」と受け取ってしまっても無理はない。
「ずっとケの状態の一年」「お祭りは遠きにありて思ふもの」というのが実感ではないかと思います。
今年に関しては、一年中「ケ」が続いています。
どこか、やりたいことをやれない、鬱屈した感情があちこちでくすぶっているからです。早く心から笑えるような世界に戻って欲しいです。
と同時にどんどん楽しいと思えることをすること、
それが大事なのではと思うのです。https://t.co/ySaCaPIq0m— 山内一輝 (ライター・電子書籍作家) @個人事業主のライティング承ります (@YKazuteru) October 22, 2020
私も今年は、祭りの日に遠くで神事していただいてるのをありがたく思いつつ、祭りのない日常の日々に、近くの神社へお参りさせていただいております。
※ちなみにメルマガでは、祭りの「外の人」向けの情報に徹しているので、祭りの「中止」と「神事/法要のみ開催」は同様の扱いとしています。
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