- 2020-6-4
- お仕事, 好きを仕事にする方法
好きを仕事にするとき、忘れがちだけど非常に重要なこと。
仕事内容の選定。
自分が好きで、向いていると思えるような仕事を選ぶこと。
言い換えれば、ビジネスモデルの選択とも言えます。
具体例として、今入らせていただいている「100日ブログの会」関係で、占いやセラピー関係の仕事を目指していらっしゃる方も多いかと思います。
占いといっても、占い師のほかに、
占いハウスの経営者
占い手法を開発する人
オラクルカードの作者
占いイベントを企画開催する人
占い関連の物品を製造、販売する人
など多数の仕事があり、それぞれに向き不向きがあります。
占い自体にも、手法(四柱推命、タロット、星占いなど)や提供方法(自社サロンで対面、電話、オンライン、占いハウス、アプリ、メディア連載など)に、いろんな選択肢があります。
また、自分で手法を一から開発するか、師匠について学ぶか、どこかの協会に入って資格をとるか、も違うので、それぞれに向き不向きがあります。
儲かるからとか、時給が高いからと、向いてないことをすればきっと違和感しか感じないはず。結果的に大量のお金と時間とエネルギーを無駄にすることになりかねません。自分の適性にあったやり方を選べば、大幅に時間とお金を節約できるはずです。
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もうひとつ具体例として、私がやってる祭りの例をあげて説明します。
お祭りが大好きで、お祭りに関する仕事をやりたいと思ったとき。
お祭り関連で、どんなことを仕事にするか、いくつあげられるでしょうか? みなさんもちょっと考えてみてください。
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はい。
例えば、
・お祭りやイベントのプロデュースをする
・お祭り用品を製造する(だんじり・神輿・太鼓・手ぬぐい・法被など)
・お祭り用品を売る
・お祭りのコンサルティングをする
・お祭りの研究をする(大学などで)
・テキヤになる
・花火師になる
・YOSAKOIソーラン事務局みたいに、新しい祭りを立ち上げる
・プロの踊りチーム(阿波踊り・YOSAKOIなど)
・ちんどん屋さん
・イベント警備専門の警備員になる
・神社の神職になる
・祭り好き相手の居酒屋さんや寿司屋さんを始める
ざっと考えただけでも、これだけいろんな手段が考えられますね。
「お祭り評論家・お祭りメディア」の仕事はこの中には含まれていません。
例えば私の場合、
だんじりの彫り師とか、神輿製造職人とか、花火師とか、手先の器用さが絡むことは大抵アウトだったりします。
イベントプロデュースの場合、どうしても交渉ごとやコミュニケーションをとることが苦手なのと、アタマのメモリが少ないからか、タスク管理がからっきしダメで、3つタスクが平行してたらもう頭がパニックになります。
お祭り用品を売るのも面白いとは思いますが、基本店にじっといなきゃいけない仕事なので外に出たいエネルギーが満たされないのと、お祭りの時期こそが仕事のかき入れ時なのが問題。
イベントの警備員は昔バイトで経験があるのですが、これも同時多発的にアクシデントがあると私自身がパニックになるのでアウト。
飲食業も、初期資本が大きくかかるのと、修行に耐えられないのでアウト。
ちんどん屋さんの初期資本はそれほど大きくは要らないかもしれませんが、修行が厳しそう。
神社の神職というのは若い頃には考えられなかったですね。
本格的になろうと思えば、全国に2カ所しかない神職養成課程のある大学(國學院か、皇學館大学)に行く必要があるし、仮になったとしても、その勤務している神社に張り付いてないといけないから、外の祭りへなかなか気軽に行くのは難しくなるでしょう。
お祭りの研究は面白そうですが、そのためには民俗学か宗教学あたりの大学院を優秀な成績で修了していることが必要条件になりそうです(それでも「十分条件」ではない)。
それでも機会があったら挑戦してみたいです。
そうやって自分に向いている仕事を探していった結果、今の仕事をさせていただいてるわけです。
このあたりを間違えると絶対、好きなことをしてるはずなのに「こんなはずじゃなかった」となりがちです。
気をつけたいです。
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