節分の「お化髪(おばけ)」という行事がある。
もともと節分の夜に(立春前夜)の厄祓いとして、老婆が少女の髪型、またその逆、さらには女性が男子の、男子が女性の格好に扮して寺社にお参りするという行事。髪の毛を変えるから「お化髪」という字を当てているという説が有力。
江戸時代に祇園など花街などで盛んに行われてきたらしいですが、ここ最近、街おこしの一環として特に都市部などで行われるようになってきた。
今回、大阪上本町や谷町9丁目の近くにある「生國魂神社」で行われたのが、表題の「浪速お化髪行列」。
今年で12回目という、比較的歴史の新しい催し。
厄除けもさることながら、着物を着て楽しむ機会を作ろうという意図もあるらしく、ドレスコードが着物となっている。着物を着て行けば、当日参加も出来る(2000円必要・更衣室の利用不可・お化けコンテスト参加資格なし)。
更衣室利用や写真撮影・御祈祷なども含めたフルの参加費が4000円。着物友達も何人か参加していたようだが、今回、参加は見送り、完全に見物と撮影に徹することに。
こちらが行事のポスター。
行きの駅で近鉄の新型特急「ひのとり」の試運転に遭遇。
今年の3月14日デビューだとか。
実際に乗る日がくるのが楽しみ。
こちらが、会場となる生國魂神社。
タイムテーブルは、
15:00 神社本殿で厄除け祈祷
15:45 お練り行列出発(神社>上本町YUFURA>神社)
17:00 お練り行列帰還
17:30 お化髪NO.1投票コンテストの発表
という具合。
神社にて出発前の記念写真
お練り行列出発進行!
安全よし。
道中
スマホ柄の着物が映える!
なんでもこの柄、デザイン専門学校の学生さんによる作品だとか。
撮るひとを撮るの巻
よく目立つ忍者!
ちんどん屋さん 華乃家さんが呼ばれていて、行列に華を添えてました。
祭りでは、お囃子が街のお祓いをする効果があるとされていて、自前でお囃子をもたない祭りではしばしば、ちんどん屋さんがお囃子の役割をになっています。
お太鼓がト音記号!
今日はちんどん通信社の林社長が東淀川で講演会をされていたそうで、どっちに行こうか迷ってましたが、こちらでもちんどん屋さんが見られるのは想定外でした。
上本町YUFURAにて
一同で鬼は外福は内をやる(豆はまかない)
行列が神社にご帰還
このあとお化髪NO.1投票コンテストの発表だが、会館内で、フル参加した人のみ中に入れるということなので、ここで退散。
行列の道中ずっと、主催者のリーダーがメガホンもって、参加者や近隣住民に相当気を遣っている様子がありありと感じられた。
それにしても、もともと夜の行事だった「お化け」、最近では昼間に行われることも多くなったが、昼間にお化けが出たらそれこそ怖い!?
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