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一泊して翌朝は、大嘗宮一般公開へ行って参りました。
12月8日まで公開。
天皇陛下ご即位後初めての新嘗祭がこの「大嘗祭」で、皇居内に特別な建物をたてて、11月14日から15日にかけて行われました。
その建物が今回一般公開されるということで、たまたま東京出張があったので一泊延長して行ってきました。
皇居前は厳重な警備。機動隊のクルマが整列。
入場前のセキュリティチェックの行列。
この日は約15分待ちでした。
空港で行われるような荷物検査と金属探知機を通ったあと、
坂下門から入場
宮内庁庁舎
ここの前で、今回の一般公開の案内書を配っていました。
本記事においては、この案内書をもとに記述していこうと思います。内容が内容なので、間違えたらえらいことになりますからね。
紅葉がきれい。
皇居ってもともと江戸城だったんだというのを実感させられます。
普段見ることの少ない、皇宮警察の交番。
門から先は、警視庁ではなく皇宮警察の縄張りだというのがよく分かる図です。
皇居内にまさかのガソリンスタンド?
石垣に囲まれた急坂をあがっていくと、
本丸を超えて遠目に今回の目的、大嘗宮が見えてきました。
まず見えてきた大きな建物が、小忌幄舎(おみあくしゃ)。
男子皇族が参列された建物、と解説書にあります。
つぎの建物は、楽師が歌を奏した場所とあります。
消火器の箱も目立たなくしてある。
皇宮警察「あとがつかえております。1~2枚写真を撮ったら次の方に場所をお譲りください!!」 ※顔はボカしております
手前が、庭火をたいた建物(穴が開いている)
奥が、武官装束を着た衛門(えもん)が着座した建物
南神門と、その奥が殿外小忌幄舎(女性皇族が参列された建物)。
ここがもっとも、写真を撮るひとで混雑した場所でした。
膳屋。東西それぞれに同じ建物があり、神饌(しんせん:神様にお供えするお食事)を調理する場所。
「神饌」を調べてみたら、こんな本があるのを発見。
「多くが非公開とされてきた日本各地18社の「神様の食事」
神饌の上がらぬ祭りなし
感謝・もてなし・祈りの心を持って神様に供える“日本料理の原点”を各地の祭事で見つめ直す。」
これは祭り好き、というより神事好きな方には気になる本。
ぐるっと廻って大嘗宮を西から見た図。
手前が楽舎(楽師が奏楽を行う)、奥が主基殿(すきでん)
天皇陛下が神饌をお供えになり、神様を「おもてなし」され、最後は自らもお召し上がりになる場所だとか。
あとで出てくる「悠紀殿」とともに、いわば行事のメインとなる場所ですね。
廻立殿(かいりゅうでん)
天皇皇后両陛下がお召し替えをされる場所
悠紀殿(ゆきでん)
大嘗宮の儀では、11月14日夕方から夜にかけてここで儀式(悠紀殿供饌の儀)が行われ、天皇陛下が神饌をお供えになり、神様を「おもてなし」され、最後は自らもお召し上がりになる。
翌15日暁前には反対側の「主基殿(すきでん)」にて、主基殿供饌の儀が執り行われる。
建築基準法による確認済証が掲示されていた。
使用期限が令和元年12月28日までの仮設建築物であることが示されている。
建物内部は非公開で、外観のみの公開ではあったが、皇室や神事が大好きな方にとっては非常に興味深いものだったと思います。
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