今日は六本木の某所でインタビューのお仕事。
ライターさんはじめ関係者が優秀な方ばかりで、終始笑いの絶えない楽しいインタビューになりました。例によって、成果物が発表可能になりましたらこの場でお知らせいたします。
早く終わり、地下鉄への連絡口を探すべく、たまたま通りがかった六本木ヒルズ森タワーに入ってみると、自動改札機みたいなゲートが延々と設置されていて、社員証か訪問アポがない限り入り口から先のエレベーターにも乗れない厳重なセキュリティになっている。
館内案内図をみていると、着物姿で歩いている私を目にしたからか、どなたかの雑談で「地方の盆踊りが衰退した意外な理由」を耳にする。
それは、
「駐車場がない・狭い」から。
まさかそんな理由かと思いきや、確かに、子供の頃にその地域で盆踊りに親しんでも、大人になって車に乗るようになってから帰省しても「盆踊りに行ったけど駐車場がなくてあきらめて帰った」人がいるとか。
来月、新潟県村上市で「祭りと地域活性化」の話をすることが決まっているが、考えてみれば「交通が不便で、行きたくても行けない」祭りってけっこう多いと思う。鉄道はおろかバスすらなく、車が運転できないと、最寄り駅からタクシーに乗ったら片道何万円もかかるお祭りも珍しくない。
「奥三河の花祭り」なんかもまさにそんなお祭りで、「片道のタクシー代よりも安い」というだけで豊橋発のツアーバスを利用して行った思い出があります。
駐車場の増設が難しい場合、最寄り駅やインターや大きな駐車場から祭りの日だけ無料シャトルバスを走らせるという手もあります(有料だと路線バス免許の関係もありますしね)。
あと、宿泊するところがなくて行くのを断念する祭りも多い。
遠方からわざわざ行きたくなる祭りは、祭りそのものの魅力はもちろん大事だが、そこへ行き着くためのアクセスも大事だよなあ、と痛感した、六本木ヒルズの昼下がりでした。
====================================================================お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
1.お祭り専門メディアの制作・運営
2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
3.テレビ・ラジオの出演
4.お祭りに関する記事の執筆
5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)
■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム
今までのメディア掲載・出演実績はこちら。