翌朝は秋田新幹線で角館へ。
わずか10分のために750円の立席特急券を買うのは、すごくもったいない気もするが、田沢湖線の普通列車は朝7時01分発の次がお昼11時16分までないので、これに乗らざるを得ない。
あるいは早朝に起きて宿の朝食をパスしていくかだが、それはもっともったいない。
角館到着。
まずは例によって観光案内所へ立ち寄る。
「15時51分発のこまちを予約していて、それに間に合う角館のおすすめスポットを教えて」とお願いしてみた。
そして角館といえば有名なのが9月7日から9日に行われる、やまぶつけで有名な「角館のお祭り」。
パンフレットも色々もらい、祭りのことも色々と教えてもらう。
我々は15日に秋田入りしていたのだが、前日の13日~14日、角館では「火振りかまくら」なる祭りが行われていた。
知っていたら前日に秋田入りしてただろう(地元のひといわく、14日は雪ではなく雨なので、早々に行事を引き上げたとか)。
大曲の大綱曳きや、有名な「横手のかまくら」もだが、この2月10日から15日の時期、この周辺では小正月行事が各地で開催されている。
重点的にチェックすると、複数の行事を一気にハシゴして見ていけるだろう。
武家屋敷群と、南側の町人屋敷群で公開されている場所をまわるとよいと教えてもらう。角館のお祭りでは、こうした場所を含め町全体を山車が行き交い、ぶつけ合いを見せる。
通行優先権をめぐって交渉するも、そんなもの、お祭り野郎なら、自分の町が一番であり、ヘタに譲る訳にはいかないですものね。最後は力で解決したくなるもの。
2日目には、観光やまぶっつけがあります。
場所と時間があらかじめ分かっているので、写真を撮る人には便利でしょう。
雪でモノトーンの美しさを見せる、武家屋敷群。
この時期、おひな様の展示がなされていた。
武家屋敷のひとつ、岩橋家では「角館冬かたり」という冬季限定の催しが行われている。
12月から3月までの毎週金~日曜と祝日限定なので、偶然遭遇できてラッキー。普段は内部の見学ができない岩橋家の内部が見学できるのもありがたいところ。
ここで少し鉄分補給。
秋田内陸縦貫鉄道の角館駅。
いすみ鉄道などと並び、すごいがんばっているローカル私鉄として有名。
神明社。「角館のお祭り」の主催神社である。
冬だからだれもいないし、雪に埋もれていてお参りするのも大変。でも、心が洗われるような気がする。
手を清める手水場も、水ではなく雪がたまっている。
本殿。
おそらくお祭りの日は、ここも賑わうことだろう。
そして、15時51分発のこまちで、一路仙台へ。
関空行きのピーチにのるために。
七夕の吹き流しと、おみやげ物屋さんにあった牛タン商品と「萩の月」が、仙台らしさを醸し出していた。
結局、角館に立ち寄ったからよかったとはいえ、帰りのピーチが仙台~関空まで6000円を切る値段で行けても、秋田から仙台空港まで新幹線特急料金込みで1万円近くしている。
行きのNH1651便、旅割で17000円ちょっとだったので、(行きと帰りとが違う行路という楽しみはあったにせよ)LCCの効果を最大限に生かしたとはいいがたいものがある。
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