東洋経済オンラインの連載、ムーギー・キム氏の「残念すぎるシリーズ」。
過去にも飛行機・タクシー・飲み会・レジなどで「残念な人の欠点」をあげていくという、もはやネタとも言えるシリーズ(笑)。
今回は、新幹線。
「二流」は乗車前に大量に食料を買い込む
食堂車がないのだから(こだまに至っては「車内販売」すらない)、乗車前に食糧や飲み物を買い込むことは必須。
むしろ買って無くて、乗車中にひもじい思いをするのが「二流」(笑)。
東京駅から乗ったら始発で自由席でも座れるのに、品川駅から乗るものだから、自由席で座れる確率が激減してしまう
隣駅まで800円か900円(税別)の「特定特急券区間」ならともかく、そこそこの距離を乗るなら、エクスプレス予約の会員になっておけば、自由席の定価より安く指定席に乗れる。EX会員なら、指定席も自由席も同じ料金なので、満席でもないのにあえて自由席を買う理由が分からない。
品川から乗るひとは、大抵これだろう。
関連項目:スマートEXはお得か損か?
溶かすタイミングを間違えて「ドロドロの二流のアイスクリーム」を食べる羽目になっている
新幹線の車内販売名物、カチカチのアイスクリーム。買ってすぐフタをあけて食べようとしてもこの通り、スプーンがささらない。
あれを食べるコツは、「購入後、室温で5分ほど待ってから食べ始める」これだけである。親切な車内販売員なら、買うときに教えてくれる。
もし5分を忘れそうなら、スマホのタイマー機能を使えばいい。
座席を「荷物置き場」にしない
それは「二流」以前の問題で、ルールである。
自由席で混んでるときは、よく車内放送で「座席の上に荷物を置かないで、一人でも多くの人が座れるように」とアナウンスがありますね。
指定席だと、そこには誰かが座るかもしれないわけだから、言うまでもないことですし。
たばこや食べ物のニオイには十分な配慮を
さすがに「ふな寿司」や「くさや」に出会ったことはないが、「たこやき」「551」「崎陽軒のシュウマイ弁当」などを車内で臭わせるのは、あるあるですね。でも、お土産として買っていくなら、せめて網棚に載せておくくらいのことはしておきたい。
たばこに関しては、N700系車両の場合、「喫煙ルーム近くの席」を指定しなければ、たばこの臭いはかなり軽減されるはずなので、予約の時にうまく指定するのが「一流」。逆に、あえて喫煙ルームから遠い席を予約しておいて、たばこの臭いを染みこませながら自席に帰るヤツは「三流」どころかマナー違反。
乗車中に仕事を1つ仕上げる
私が一流ではないからなのかもしれないけど、新幹線の車内でノートパソコンを叩くことはめったにない。酔うから。本当に一流だったら、スマホでメールチェックならともかく、本格的なパソコン作業は、新幹線の乗車前に済ませておく。
車内では、寝て体力を回復につとめるか、読書か、紙の資料を読み込むか、あえてぼーっと車窓を見るか、ですね。
これも、到着後すぐに仕事に打ち込める環境をつくるためのもの。
目的地にきちんと最短でたどり着く
それは、「乗り間違えしないこと」という意味か。
東京から京都に向かうのにもかかわらず各駅に停車する新幹線に乗車してしまい、「悠久の時をかけて東海道を移動してしまっている」本当に残念な二流の人も、私は個人的に存じ上げているのだ。
「ぷらっとこだま」とか、「こだま楽旅早得」などのように、こだま限定での割引券があるのだから、時間に余裕があるときは、あえて各駅に止まる「こだま」に乗ることもある。こだまでも、東京~新大阪4時間ほどで到着する。空港までの移動時間や待ち時間などを勘案すると、成田~関空間のLCCより断然速い。
それを「二流」といわれれれば、はあそうですか、としか言いようがない。
でも、急ぐときや、夜21時台に移動するときなどには、もちろん「のぞみ」に乗る。
しかし、新幹線なのに、何で「山陰地方まで乗り過ごしてしまった」なんてことがおきるんだろう? 「サンライズ出雲」じゃないんですから。
第一、一流のひとは、自分で自分のことを「グローバルエリート」なんて言わない。これも含めて「ネタ」なのだろうとは思うが(笑)。
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