スマホ(タブレット)のカメラで花火を綺麗に撮るための、最も簡単で、かつ「きれい~」「超いいね~!」をたくさんもらえる方法。
それは、
動画で撮る
昨日は、なにわ淀川花火大会。
花火を撮るなら、やり方さえ慣れれば一眼レフのほうが簡単・確実に撮れるのですが(PC用のアイキャッチ写真も一眼レフで撮影)・・・
今回、実験のために、あえてスマホで花火写真に挑戦。
一般的に、スマホカメラの苦手分野は、次の3つ。
・遠くの被写体
・動きの速い被写体
・暗い場所
花火は上の3つの全てを満たす被写体。だから綺麗に撮るのが難しいのです。
普通にスマホやタブレットのカメラで撮ったら、このような写真になると思います。
スマホで花火の写真を撮るケースって大抵、記念写真か、ブログやSNSにアップして見せ合いっこするためではないでしょうか。
ツイッターやFacebookで「いいね」をもらうためなら、動画で撮った方が圧倒的にきれいで、評価は高いでしょう。以下の投稿は、天神祭奉納花火のものです。
それでも、どうしても静止画で花火をきれいに撮りたいと思うことがあるかもしれません。
そんなときのための、ヒントをいくつかご紹介します。
1.内蔵フラッシュは必ずオフ(発光禁止)に設定する
花火までフラッシュは届かないですし、近くにいる人やものにフラッシュがあたって露出が調整され、結果、花火が黒く潰れてしまいます。
また、まわりの見物客や撮影者への迷惑にもなりますので、内蔵フラッシュは必ずオフにしましょう。
2.HDRモードもオフにする
逆光補正には威力を発揮するモードですが、同じシーンを何枚も撮って合成するやり方なので、動きのある花火が妙なブレかたをします。
3.フォーカスを「無限遠」に設定する
オートフォーカスにしていると、花火はピントが迷い、ピンぼけしやすくなります(これは一眼レフでも同様)。マニュアルでピントを調整するか、無限遠に固定設定すると、ピントが迷いにくくなります。
あとで設定を元に戻すのをお忘れ無く。近くのものにピントが合わない、と大騒ぎするはめになります(笑)。
4.夜景モードを選択(あれば)
花火に適した設定になってくれます。
スローシャッターになりがちなので、後述のように手ブレしないようご注意を。
5.感度設定を下げる(あれば)
ISO感度設定の手動設定がある機種であれば、感度を下げるとよいです(目安はISO100)。シャッタースピードをわざと遅くすることで花火の軌跡がきれいに出ることと、画面が荒れにくくなるからです。
※これも花火撮影終了後、設定を元に戻すことをお忘れ無く!
6.水平を保ち、傾きを防ぐ
左右に微妙に傾いてるのは、意外と見ていて気になるものです。
画面にガイドライン(上の写真で格子状になっているもの)を表示させると、写真の水平を保つのに役立ちます。さらに厳密にするなら、内蔵の水平器を表示させて撮るのも手です。
と言ってる上の写真も微妙に傾いてますが(笑)、反面教師・悪い見本ということで。
7.手ブレ防止策
暗いところなので、どうしてもシャッタースピードが遅くなりがち。
スマホ用三脚があれば最高ですが、ない場合は両ワキをしっかりしめて手ぶれしにくくする、安全柵や電柱など固定できるものに寄せる、など、工夫しましょう。
8.終盤のスターマイン狙い
たくさんの花火が一気に打ち上げられ、画面が明るくなるので、スマホカメラでも綺麗に撮りやすくなるはずです。
※一部、こちらのまとめ記事を参考にしました。
花火大会前に覚えとく!スマホで花火写真を上手く撮影するコツはこれ!
以上の工夫を重ねて、ようやくこんな感じで撮ることができました。
今回の記事が好評なら、「スマホで撮る祭りセミナー」やろうかなあ・・・
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