昨日はNHK「ごごナマ」をたくさんの方にご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は時間の関係で、鉾と山との簡単な見分け方(詳しい区分法はこちら)と、祇園祭の本当の主役は●●●だよ、という話でほぼ終わりましたが、準備はしたけど番組中でお話できなかった、祇園祭を楽しむためのネタの一部をブログにて紹介いたします。
1.呉服屋さんのセール
祇園祭の期間中、普段は小売りしない室町通りの問屋街が、浴衣の特売をします。
単品2000円~、帯と下駄のセットで5000円台~でありました。
浴衣を購入すると着付け無料になるお店もあるので、レンタルの予約がとれなかった人にもおすすめ。
2.上がれる鉾・山に登る
番組でも長刀鉾から中継してましたが、ここは女性は上がれない鉾。たとえ乳幼児でも女性であれば鉾にあがることは許されません(2階の会所までは入れる)。
現在、女性でも上がれる山鉾は、
前祭(7/14-16): 函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾、船鉾、岩戸山
後祭(7/21-23): 南観音山、大船鉾
です。
拝観券を単独で買う方式・ちまきなど所定のグッズを買うと拝観券がついてくる形式と、2通りあります。お値段はどちらも千円前後です。山鉾によって違うので、現地でご確認を。
3.宵山で比較的混まない穴場
前祭:四条通より南側の、特に山があるエリア
後祭:どこも比較的すいている(土日に重ならなければ)
前祭の室町通りなど、夜店がたちならぶところは特に、異常に混み合い身動きが取れなくなります。また、歩行者も一方通行で、不愉快な思いをするかもしれません。
でも、上がれる山鉾がある場所など、魅力的と思えるエリアってどうしても混雑するんですよね。
夜になる前に行くとか、工夫しましょう。
4.山鉾巡行の辻まわしが見られる比較的穴場(前祭編)
山鉾巡行の醍醐味、辻まわし。
四条河原町交差点は、早朝から場所取りする人ですごく混みます。
河原町御池交差点は、報道席および有料観覧席エリアなので、一般の人が見られるかどうかは疑問。
それでも混みますが、四条河原町よりはマシと思える穴場?は、
午前8時すぎ:四条室町・四条新町交差点付近
午前11時前後:新町御池交差点付近
ではないかと思われます。
ちなみに京都地元の人にとって、辻回しが楽々見られる場所は「おうちのテレビ」だとか。地元のテレビ局、KBS京都が山鉾巡行を生中継しています。
5.山鉾の「御朱印集め」
いわば山鉾のスタンプラリーみたいなものです。神社の御朱印とは違い、セルフサービスでスタンプを押すだけというのが多いです。お値段はお気持ち制~300円程度。
御朱印帳は、各山鉾町会所や、四条の大垣書店などで販売しております。
6.蟷螂(とうろう)山のからくりおみくじ
宵山名物です。
動画をみてもらえれば分かるかと思います。
7.函谷鉾の提灯落とし
16日の22時頃に行う予定です。
一瞬ですので、現地到着はお早めに。
8.日和神楽
16日の22時~、翌日の巡行の晴天を願って祇園囃子を奏でながら各山鉾町から四条お旅所まで向かいます。長刀鉾だけは、八坂神社まで行きます。
9.南観音山の「あばれ観音」(後祭)
23日の23時頃~行う予定です。
10.曳き初め(試し曳き)に参加する
番組放送日が14日だったので、こちらは取材しませんでしたが、「曳き初め」に参加するのも通な楽しみ方です。本番の山鉾巡行は選ばれし男子のみですが、こちらは女性でも観光客でも誰でも綱を曳くことで参加可能。なんと申込不要、飛び入りでも参加できます。
12日か13日に行われます。山鉾によって時間帯は異なるので、要チェック。
一部の山・鉾では、最後まで曳き初めに参加すると、鉾に上がれる「拝観券」をいただけるところもあるとか。
PS:後祭宵山の楽しみ方は、こちらもご覧ください。
「祇園祭 後祭宵宮の楽しみ方5選」
====================================================================
お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
1.お祭り専門メディアの制作・運営
2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
3.テレビ・ラジオの出演
4.お祭りに関する記事の執筆
5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)
■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム
今までのメディア掲載・出演実績はこちら。