お祭りへ本格的に参加するにあたって、お世話になるのが「お祭り用品店」。
半纏をオーダーしたり、ダボシャツ・地下足袋・股引などの小物を買ったりと、お祭り好きにはなくてはならないのがお祭り用品店。でも、買い物客として行く以外に、なかなかじっくりお話しする機会ってないもの。
今回、楽天日記時代からのお友達で、AllAbout の三重ガイドをつとめてらっしゃる大石ゆうさん主催のオフ会で、お祭り好きがこうじて脱サラし、三重県唯一のお祭り用品店を開かれた、柳川 平和さんのお話を聞く機会をいただきました。
四日市市にある、オフ会会場の喫茶店「スワサロン」
ここの名物は「鉄板ナポリタン」
何と、560円(ランチ時間帯はワンドリンク付きだという。めっちゃお得!)
柳川 平和さん(右)と大石ゆうさん。
お食事のあと、歩いて5分ほどの場所にある、柳川さんのお店「弥な屋」さんに伺う。
今でも、店をアルバイトに任せて東京の神輿を担ぎにいったり、和歌山県新宮の「お燈まつり」に参加したりしているそうな。
これが「お燈まつり」に使われる松明。新品未開封品だ!
ただ、これでも最近は祭りに行く回数がめっきり減ったとか。なぜか。
お店があるから
好きを仕事に、というのは素晴らしいことだが、どんなことが好きなのか、いざ事業を始めるまえに、よく精査しておいたほうがいいということを教えてくれた。「お祭りに出かけるのが好きな人」がお祭り用品店をやってその店主になると、お店を守るために肝心のお祭りに出かけられないと言うパラドックスが待っているという。
お店ももう10年以上続けられているということで、年に一度しかないお祭りでどうやって継続的に生計を立てているか。
「弥な屋」さんは、三重県で唯一の、実店舗をかまえるお祭り用品店。近隣でお祭りの盛んな桑名や伊勢などからも多数来客があるが、さすがに四日市なので、浅草雷門の近くのお店みたいに、年中ひっきりなしに客が来るような立地ではない。
さおだけ屋さんの本じゃないけど、「いつも暇そうにしている布団屋さんがやっていける理由」が「貸し布団で儲けている」という目に見えない理由があるのと同様、お祭り用品店が食べていける(しかもお店が拡張されてきれいになってるし、アルバイトも雇っている)理由がある。
それは、
「定期的に半纏などあつらえ物の注文があること」
月額課金・年間購読・会員制ビジネス・頒布会・連載など、定期収入をつくる仕組みは、安定して事業を続けていくのにとても助けとなる。
お店にたつ、柳川さん。
で、よーく見ると、いつも連載を担当させて頂いている「ノジュール」が!
定期購読者だったのだ。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます!!
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