先日名古屋へ行って参加してきた「かさこ塾フェスタ」。
この手の「ブース出展型スモールビジネスマッチングイベント」に初めて出展するのに経験上役立つコツをいくつか紹介します。
癒しスタジアムのような「癒し系イベント」、デザフェスやクリエーターズマルシェのような「アート系・手作り系イベント」、コミケットのような「同人誌即売会」などにも応用可能だと思われます。
1.最初は出展せず「お客様(一般参加者)」で
※これは京都のフェスタでの映像
それぞれのイベントでの特色・客層・独特なルールなどをマスターするためにも、可能であれば初めてのイベントでは出展せず「一般参加者」で行ったほうがいいでしょう。
年に1回とか、不定期とか、今回限りの希少なイベントでないかぎりは。
たとえば私が出展させていただいた「パソコン何でも相談」のように起業支援関係だと、癒し系イベントよりはスモールビジネスマッチングイベントのほうがお客さんがつきやすいようです。逆に、占い・ヒーリングの方は、癒し系イベントのほうがお客さんがつきやすいと思われます。
私の場合、とあるヒーリング系のイベントでは準備不足もあって0件、かさこ塾フェスタ京都では事前予約だけで2件、当日予約も1件いただき、朝からひっきりなしでした。
2.忘れ物注意!持ち物を前日までにまとめる
さすがに商品や施術道具や占いツールのような「商売道具」を忘れることは少ないでしょうけど、意外と忘れやすく、忘れるとダメージのでかいものがあります。
・出展者入場証(かさこ塾フェスタにはない コミケでの「サークルチケット」など)
・行き帰りの乗車券/航空券
・お釣り
・値札、看板
・机に敷くテーブルクロス(かさこ塾フェスタでは必須)
・予約表、離席中看板
・POPやディスプレイなど
・おまけ配布品、チラシ、セルフマガジン
・宅配便受付控(宅配便搬入した場合)
・ゴミ袋、スーパーのレジ袋
・半透明の養生テープ(ガムテープ・セロハンテープ使用禁止の会場あり)
・筆記用具
忘れると最悪、参加できなくなったり会場やお客さんに迷惑をかけることもありますので要注意。特に重要度が高いものは太字で記載しました。事前に「出展者参加案内」を熟読し、当日間違いないようにしたいものです。
重い荷物があるときや、遠方のイベントに行くときは、会場へ事前に宅配便で荷物を送っておくと便利。特に飛行機で行くとき、荷物が重量オーバーになると、かなり高くつきます。
イベント要項を確認し、あらかじめ送り先・発送締切・日時指定などをチェックしておきましょう。当日はトラブル防止のため、宅配便受付控を忘れずに。
3.離席中の札を用意しておこう
出展するからにはできるだけ、ブースを離れる「離席」は最小限にしたいところですが、トイレ・食事・見に行きたいセミナー・受けたいセッションなど、やむを得ず離席したいことがあります。
そんなときは、離席中(休憩中)の札と、戻ってくる予定を書いた紙をブースに置いていきましょう。できれば、緊急連絡先の携帯番号も書いておければより親切です。
ブースを離れるとき、売上金など貴重品は忘れずに。
4.他人の展示パターンからアイディアを盗もう
同人誌即売会だと本の種類や展示方法くらいしかバリエーションがないのですが、「かさこ塾フェスタ」のようなスモールビジネスイベントだと、会場のスペースが許す限り、いろんな出展方法が考えられます。
机上のスペースレイアウトをイメージするのに、参考になればさいわいです。
物販したり
占いやセラピーをしたり
セミナーしたり
写真を展示したり
保険相談や、セルフマガジンの編集アドバイスなんてのも!
プロフィール写真を撮影するスタジオ
絵を描いたり
パソコンを使ってその場で動画/作曲したり
余談だけどパソコンのモニター、横に置けば対面でも出展者・お客さん両方がPC画面を見ることができるんですね。
あと、写真を撮り忘れましたが、デスクを撤去し、床上にヨガマットのようなものを敷き「パーソナルエクササイズの指導」なる出展をされた方もいました。
勉強になります。
「初めて行くイベントでは出展ではなく客として行け」というのは、こうしてアイディアをいただく意味合いもあるのです。
来年4月に予定されている東京のフェスタでは、何をしようかと考えてるところです。
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