仕事か、地元の祭りか、究極の選択

プロフィールであえて学歴を謳わず「全国300以上の祭りをまわる」と記述しているように、祭りの数をめぐること、しかもだんじりだけ、神輿だけ、ではなく、いろんな種類の祭りを体感することが、我々の仕事では重要になってくる。
実際、月に2回、年に20の祭りを見て回れば、10年で200を越え、他人と大きく差別化できるほどのお祭り好きになるわけであるが、本当に祭りが好きでないと、仕事だと割り切ったままで多くの祭りを見て回ろうとするのは、苦痛以外の何ものでもない。

今日、16日と17日(海の日前後)は、大阪近辺のお祭り集中開催日。仕事として数を稼げるボーナスデーでもある。
数だけ稼ぐなら、大阪在住であることを最大限に生かし、夏や秋の祭り集中開催日に祭りのハシゴをしまくれば、あっという間に200,300と祭りの数をこなすことができるだろう。
しかしそれでは、お祭り評論家というより「だんじり評論家」である。

今までは地元の祭りにはご縁がなかったので、この日におもいっきり数を稼いだり、あるいは祇園祭の山鉾巡行ボランティアに参加したりということが可能であった。
しかし去年くらいからありがたいことに地元の祭りにご縁ができ、さらには今年から地元で夏祭りが復活したことから、表題のような究極の選択をする必要が出てきた。

よく考えた結果、「これもご縁だから」ということで、今年は地元の祭りのほうを選択することに。でも最近、仕事が忙しすぎて、地元の祭りのなかに自分の居場所がないことに気が付く。

それでも行ってみたら、地元の祭りを紹介してくださった同級生がいいヤツなので、幸いにも夜店のお手伝いをさせていただくことができた。コイン落としゲームの番である。大人や要領を得た子供さんにはルールを厳しくしたり、逆に小さいお子さんには景品を大盤振る舞いしたり(笑)

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かたづけのあとの直会で、だんじり保存会の会長さんとお話する機会を得たのですが、さすが会長さんらしく、だんじりの深い知識をお持ちで、私としては黙って話を聴くしかない。いい意味で「だんじりマニア」の領域である。
今後、勉強すべき課題がこれでひとつ見つかった。

どの祭りでもそうだが、個々の祭りについてはその地域にいる人間のほうが詳しいに決まっている。そこで、まわりの先輩たちにいろいろ聞いたり、ネットや上地車新報などでお勉強したりしていこうと思う。
えっ、今さら勉強?と思われるかもしれませんが、日本では国会議員や都知事になろうという人でも「当選してから勉強させていただきます」という国である。我々が新たな勉強のテーマを見つけて、これから勉強させていただきます、と言ってもバチは当たらないであろう。

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【追記】それにしても、「だんじりマニア」で検索したら当ブログの記事がヒットしたのには笑える。

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