- 2016-3-10
- 祭り見物・体験談
奈良東大寺二月堂修二会、通称「お水取り」へ行ってきました。
有名なおたいまつ行事、12日の「かごたいまつ」が特に有名ですが、3月1日~14日まで毎日行われています。
東大寺二月堂修二会は、非常に歴史も古く西暦で752年から始まったとされてます。
人々が犯した罪を、僧侶が代わって懺悔し、天下太平・五穀豊穣・人々の幸せを祈願するという法要。修二会(しゅにえ)とは、「旧暦の二月に厳修する法要」のこと。
ちなみに旧暦正月に行われる法要が「修正会(しゅしょうえ)」で、裸祭りで知られる西大寺の会陽などが有名ですね。
関西では、これが終わると春が来るといわれる、季節の風物詩でもあります。
写真を見ると、火祭りのようにも見えますね。それなのになぜ「お水取り」というのか、子供の頃から不思議に思っていました。調べてみると、若狭井から水を汲み二月堂本尊にお供えするから「お水取り」であります。水を汲み出すところは秘儀であり、一般の人がそれを見ることはできません。
お松明の炎は、いわば夜の行を行うにあたっての「あかり」であり、それが行事のメインではないということです。
秘儀も多く、法要全体の意味を把握するのも難しいので、できれば少し早めに奈良市内に入っていただき、事前に奈良国立博物館の特別陳列「お水取り」をご覧いただくと、法要全体の意味がより深く理解できるようになるかと思います。
ただ見えるものだけを見たのでは、「わずか20分のお松明イベント」になってしまいかねません。心したいものです。
今日は30分前に現地に到着。何とか境内に入れました。これが土日や12日や最終日だったら、多分1時間前でも入場制限で見られなかったかもしれません。12日以外の平日が比較的空いているのでおすすめです。
開始前の様子。
立ち入り禁止エリア以外は人でびっしり!
19時から開始。
このように、20分間の間に、10本のたいまつが順番に上がってきます。
Nikon D7000 Ai Nikkor 50mm F1.8S
F2.8 1/30sec ISO6400 WB-A
ちなみに一昨年は、まだ一眼レフに慣れてなくて、画面が荒れるのを恐れて感度を上げなかったため、ブレて大失敗しました。ちなみにお水取りでは、フラッシュ撮影・三脚・一脚・脚立の使用は禁止されています。
そこで「明るいレンズを使う」「感度を思い切ってISO6400までアップ」「可能な限りシャッタースピードを稼いでブレを防ぐ」という作戦で行くことにしました。
今回の反省点は、ちょっと画面を上にしすぎたことか。
同じ祭りに3回行くといい写真が撮れるといわれてるだけに、再度挑戦したくなりました。
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