- 2016-1-31
- 祭り見物・体験談
1月最後の日曜日、一足早い節分行事、「おばけ電車」というのに乗ってきました。
「お化け」とは、節分の夜に厄祓いとして行われる行事で、舞妓さんが武士の恰好、逆に旦那衆が舞妓の恰好というぐあいに、違う年齢や違う性など「普段と違う姿」に化けて寺院へお参りし、鬼をやりすごすという儀式。
京都の花街のほうで江戸時代頃から始まったとされ、ここ20年ほどの間にまた祇園や北新地など花街で復活しつつある行事です。
京都の北部、出町柳から貴船・鞍馬のほうへいく叡山電車の普段の車両が、お化けで変装したひとたちであふれるという面白い催しでした。
こちらがパンフレット。
このような、普通の車両です。
おばけラッピングでもないし、ヘッドマークもありません。
12時15分、出町柳駅を出発進行。
車内は、このとおり、変装したひとでいっぱい(笑)。
「おばけ電車」自体は貸切ではないので一般のひとも乗車できますが、変装してないと何となく肩身が狭い思いをします(笑)。
鉄道会社公認?なので、車内放送で「この電車はおばけ電車ですので、変装した方がいっぱい乗車されています。」というアナウンスがありました。
そうこうしてるうちにあっというまに、貴船駅に到着し、「おばけバス」に乗り換えて貴船神社へ。
5分ほどで神社に到着。
みんなで記念写真をとって、
神社でご祈祷と、笑いヨガの奉納。
そして、夏になると川床で知られる貴船の街を、おばけ行列。
ご祈祷。
神主による解説。
よさこいの演舞。
そして、笑いヨガの奉納。
最後に、おぜんざいの振る舞いをいただき、また来た道を出町柳へ。
帰りは展望列車「きらら」でした。
紅葉の時期に乗ったら素敵でしょうね~。
京都でも「おばけ」の行事を維持していくのは難しいようで、来年も予定されているのはこのおばけ電車だけだそうです。来年こそは、変装して着物姿で参加したいものです。
節分直前の日曜日に行われるそうで、来年は1月29日に開催か?
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