- 2016-1-26
- Q&A
Facebook で、お友達のみなさんから質問を受け付けてました。
今回いただいた質問で、
「男性で着物を着たい人になったつもりで。。。どこで着物を揃えたらいいですか?」
という質問がありましたので、お答えさせていただきます。
商店街などにある呉服店とか、デパートやスーパーの呉服売り場とか、一般的にはそういうのを想像するかと思いますが、男の着物という観点からいえばほとんどの場合、あまりおすすめできる環境にはないと思います。
ほとんど選択肢がないうえに、なかば強引な?営業があったりして、最終的に数十万円の着物を買うはめになるケースが今でも時々みかけるそうです。
私もよく買う、低予算で着物が始められるお店といえば、こんな感じでしょうか。
1.高級呉服ではなく、大衆着物を扱う都会のお店
東京だったら馬喰町、名古屋だったら大須、大阪だったら本町の船場センタービルとその周辺あたりに、庶民的な着物を扱うお店がいっぱいあります。問屋街でもあるので、小売り不可のお店もありますが、誰でも買えるお店もあります。呉服の○中とか、○進とか・・・
そのようなお店のメリットは、安いことにくわえ、押しの強い販売がないことが大きいです。
2.リサイクル着物ショップ(古着屋)・古着市
これも大衆着物を扱うお店の近くに多いです。
東京だと馬喰町や浅草とか、名古屋の大須とか、大阪だと船場センタービル・日本橋の裏通り・あと新今宮にもそういうお店が。たんす屋・ながもち屋のようなチェーンのリサイクル着物ショップもふえてきましたし、最近では、キングファミリーのような洋服のリサイクルショップでも着物コーナーが設けられていることがあります。
古着市は、京都の東寺や大阪の四天王寺で毎月21日に開かれる「弘法市」とか、北野天満宮で毎月25日にある「天神市」などが有名です。露店形式で古着・着物用小物・骨董品などが並んでいます。
男の着物に限って言えば、できるだけ着る本人が買いに行き、「自分の丈にあう着物を出してくれ」というのが圧倒的に早いです。とくに背の高いひとだと選択肢が数着しかないこともあり、それを買うか買わないかを選ぶだけです。
3.ネットショップ・ネットオークション
新品・リサイクル着物ともに、ネットで買うという手もあります。
手触りやシミ・織りキズや微妙な色合いなどが気になるひとは、ネットで買うとき要注意でしょう。
ただ、比較的割安なことも多く、いつでも好きなときにじっくり選べるのはメリットです。
最後に、初めて着物を買いに行く人にご注意。
最初のうちは、着物のことがある程度分かっているご家族・親族・友達などと同伴でお店に行くのがいいでしょう。できるなら、背中を押すタイプよりも、頭を冷やしてぐっと止めるタイプの人と同伴でいくのが安全だと思います。
※今回は「祭り衣裳である男の着物」については除きます。
たとえば、こういう場合、地元にある呉服店などが祭りのしきたりを熟知しているので、よほどのことがなければそういうお店で調達するのがいいでしょう。
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